スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山頭火の宿 おりや・・・日奈久路地裏散策―12―


おりや


 明治・大正・昭和と時代の流れとともに交通網も整備され、定期船で鉄道で「どこよりも日奈久」と多くの人たちが訪れ、乗合馬車や人力車が行き来して活気ある温泉地として栄えていきます。

そんな日奈久温泉に漂泊の俳人・種田山頭火も訪れています。「行乞記」の中に「・・・温泉はよい、ほんとうによい、ここは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが、いや一生動きたくないのだが(それほど私は労れているのだ)・・・」と印象を書き綴り3泊ほど滞在します。「・・・此宿は夫婦揃って好人物で、一泊四十銭では勿体ないほどである・・・」と在るように、よほど居心地が良かったのでしょう。

 こうして日奈久に泊まったのが9月だったことから、例年この月に開かれるようになったイベント『九月は日奈久で山頭火』も今年で10回を迎えています。山頭火の宿泊先だった「おりや」も、期間中一般公開されています。

おりやの周りだけでなく、街のあちこちに丸木の板に山頭火の句を書いたものが飾られています。開湯600年にちなんで600枚あるのだとか。日奈久滞在中はあまりに寛いで創作意欲もお休みしたのか句を作っていないようですが、山頭火の魅力と日奈久の人たちの暖かさがこうした形になっているのでしょう。

おりや2 おりや3
 通りから細い路地を入ったところにおりやは今もありました。宿の中は急な梯子のような階段を上ると2階が8畳ほどの2間になっていて、こちらに宿泊したそうです。行商人や職人などが泊まるいわゆる木賃宿で、男女の別などで使われていたようです。

おりや4 外に出ると、もう一棟奥にレンガ造りの建物があり、母屋が一杯になったときにはこちらにもお客さんを泊めたそうです。普段は塩などが貯蔵されていたこの蔵。夏涼しく、冬暖かく、快適でお客さんには好評だったとか。これも、日奈久の賑わいを物語るエピソードですね。


にほんブログ村 旅行ブログへ fc2ランク←ひとポチッが次に繋がります。
【data】
熊本県八代市日奈久
~09/09/上旬:訪
『九月は日奈久で山頭火』の記事はこちらから
※山頭火が酔って市電を止める騒ぎを起こした後、堂守として過ごした味取観音堂 瑞泉寺の記事はこちらから

関連記事

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

tag : 山頭火

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

検索フォーム
カテゴリ
文字サイズ拡大はこちら
◆記事内の写真を
 クリックすると拡大
します
灰緑色文字リンクしてます
◆便利な見方◆
1.下のindex ↓ をクリック
2.開いたページの各項目
 をクリック
3.県別の色分けから
 お目当てをクリック
automatic translation
プロフィール

Nov momiji

Author:Nov momiji

熊本・観光文化検定1級取得
わかりやすい旅の案内を
していきたいです。

お絵描き日記」も宜しくです。

最新記事
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

04月 | 2017年05月 | 06月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


QRコード
QRコード
リンク


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム
こちらから連絡は出来ますがサイトに表示されるわけではありません

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
FC2ブックマーク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。