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奉納灯籠と町並みめぐり


町並み 町並み2 町並み3
―1―
八千代座を出て、温泉街の洋食屋さんに入り遅めの昼食を取ることに。

夫は旅館に帰ってゆっくりするというので、私は各町内の街角に飾られた「奉納灯籠」を巡りながら街をブラブラする事に。昨日から雨が降ったり止んだりで、八千代座にいるときも一時、雨戸を閉めるほどの強い雨脚だったりしたものですから、夫は早々に退散を決め込んだのでした^-^;。
でもこの時はまだ(昨晩も何とかもったし夕方には持ち直すのでは)と淡い期待をしていたのですが・・・。

写真1は「奉納灯籠」の様子です。この灯籠台の中に納められているのが山鹿灯籠。町内ごとに有名な神社やお城など建物の形の灯籠をこのように飾っています。全て和紙と糊だけで出来ている山鹿伝統の技です。
今は山鹿灯籠というと、女性達が頭に付けて「よへほ節」にのせて踊る印象がありますが、この山鹿灯籠踊りが行われるようになったのは、昭和29年頃からです。

これらの「奉納灯籠」が16日の午前零時に町の男衆に担がれて、大宮神社に奉納され(「上がり灯篭」)、「なおらいの儀」を受け「下がり灯籠」となります。
おまつりの主な行事はこちらのURLにまとめられています。
http://www.city.yamaga.kumamoto.jp/kankoh/08-tourou/08-02gyouzi.html

【data】
山鹿灯籠まつり
http://www.city.yamaga.kumamoto.jp/kankoh/08-tourou/index.html
熊本県山鹿市
2008/08/中旬


町並み4 町並み5 町並み6 町並み7 町並み8
―2―
先ほどから「温泉街」と呼んでいる通りは『豊前街道』でもあります。町並みの所々にも、そうした風情が残っています。

写真1は「旧池田質屋」。説明板には「・・・道に面した店舗は江戸末期の建築。・・・」とあります。
そのお隣のピザ屋さんも趣があったのでパチリ。
三階建ての洋館(写真3)の隣には、かつて天聴酒造という造り酒屋があったところ(写真4)。この「天聴」の名は昭和天皇が御来熊の折献上したところ、その味の良さに御下銘されたものとか。残念ながら今はお酒は作っておらず、駄菓子屋さんのようで懐かしい品々が並んでいました。軒にある「風吹きからす」がお店の名前なのでしょう。この中にも「奉納灯籠」が飾られていました(写真5)。

ここからさらに進むと、薬師堂のところでお話した「宥明法印」が昇天したと伝えられる場所が公園になっており、近くには西南の役官軍墓地もあるようです。

さらに進むとR3とR443が交差して、街道の趣から現代の自動車道の風景に。ここには往時、関所が置かれていたそうです。


町並み9 町並み10 町並み11 町並み12
―3―
戻り返して菊池川の河川敷へと向かいます。
街中の様子は、以前書いたものもご参考に。
灯籠会館の他にも、灯籠制作のお店(写真2)もあるので立ち寄られてもいいかも。よさげな喫茶店(写真3)もあって、天気と時間の心配がなければ入りたかったなぁ。

湯の端公園はお祭りの本部(写真4)になっていて、テントがたくさん。カキ氷なども売られていてお客さんで賑わっていました。横の足湯(写真1)に夫がいないかと見てみたのですが、すでに旅館に行ってしまったようです。
【data】
以前温泉街を訪れた様子はこちらにもまとめています。


町並み13 町並み14 町並み15 町並み16
―4―
『豊前街道』から脇に入ったタクシー会社の軒先にも「奉納灯籠」が納められていました。
こちらのものは、一段と細工が細かくて、欄間や掛け軸なども作られているのがわかります。お当番で横におられる地域の方によると、家の中や脇の木に電球が仕込んであり、暗くなると光りでまた違った雰囲気になるのだそうです。


町並み17 町並み18 町並み19 町並み20
―5―
少し足を伸ばすと「鹿本鉄道・山鹿駅跡」があります。
大正時代~昭和30年代まで、山鹿⇔植木間を走っていた路線で、現在駅舎が残っているのはこちらだけのようです。
駅の跡地を利用して自動車学校になりましたが、現在は使われておらず、入口の「機関車」とフェンス越しの駅舎が往時の姿を思わせていました。お祭り本部で貰ったイラストマップの様子では、公園なのかな?とも思ったのですが、部外者立ち入り禁止のようですね。

【data】
鹿本鉄道・山鹿駅跡
http://kyushu-heritage.jp/map/23yamaga/23yamaga.html


町並み21 町並み22 町並み23 町並み24 町並み25
―6―
再び豊前街道にもどり、「奉納灯籠」をパチリ。天気が崩れてきたこともあって、明かりが灯っている様子が少しはわかるでしょうか???
こちらの灯籠は東京にある日枝神社を模したもの。扉の辺りの細かい細工も見事なので接写してみました。

横には八千代座の天井の広告の説明にあった、現在も商いを続けている「麹」を扱っているお店があります。こちらの甘酒は冷やしてもおいしいと評判なんです。お土産にと思いましたが、お祭りのせいかお店の方がおられないようで断念。タイミング悪し・・・。

そのお隣が「千代の園酒造」の酒造り資料館。扉を開けると、商品が並んでいてその奥が資料館になっていました。この辺りの商店のつくりは、ウナギの寝床のように細長くなっているようで、そうしたところも観られて楽しかったです。
そして資料館の向かいが「千代の園酒造」。この辺りの通りの裏手はこちらの酒蔵がずらりと並んでいます。また、商店街の方たちが「米米惣門ツアー」
http://www.city.yamaga.kumamoto.jp/kankoh/06-annainin/06-01komekome.html
で周辺の紹介をしています。今回受けてみたかったのですが、お祭り期間はやっていないとのことでこちらも残念でした。

【data】
木屋本店 
http://www.rokumon.com/yamaga/s_kiya.html
千代の園酒造
http://www.chiyonosono.co.jp/


町並み26 町並み27
―7―
資料館を出て菊池川へと向かうと、シンボルとして復元された「惣門」が説明板と共に建っています(写真1)。

参勤交代のルートでもあり、菊池川の水運を利用した農産物の集積地であり、「山鹿千軒たらい無し」と謳われるほどの湯量をほこった湯町でもあった山鹿は、往時大変な賑わいだったようです。街道沿いの趣のある商店の町並み、また神社仏閣が多いこともそうした豊かさから来たものかも知れませんね。明治に入ってから旦那衆によって建てられた八千代座は建物の華麗さもさることながら、公演年表には松井須磨子・島村抱月の名もあります。今はビルに組み込まれ入口の破風がわずかに面影を偲ばせるさくら湯も、建物の前にある説明板の写真から往時の壮観な姿が想像できます(写真2)。
自らが住む街をよりよくするために、私財を使っても公共の施設の建設を進めた山鹿の人たちの地元への愛着は、今町おこしという形で受け継がれ、山鹿の歴史を生かす形で街を魅力的にしているように感じました。


町並み28 町並み29 町並み30 町並み31
―8―
惣門から菊池川を望む、往時お米を舟積みするための「俵ころがし」があっただろうと思われる辺りに作られている舞台では、この日の夜「景行天皇奉迎儀式」が行なわれます。これは、筑紫御巡行の折に濃い霧にはばまれた景行天皇を、里人たちがタイマツで照らして出迎えたという伝説を再現した山鹿灯籠まつりの起源といわれるもの(灯籠が奉納される大宮神社は、行宮の跡地に景行天皇をお祀りしたところです)。この後、「景行天皇奉迎儀式」のタイマツは、古代人に扮した人々の手で市内を行列し「千人灯籠踊り」の会場へと向かいます。そうした様子を見ることも、今回の楽しみにしていたのですが・・・。

往時は、此処から豊前街道の温泉瀬橋(ゆせばし)が架かっていたのですが、現在熊本方面から山鹿の街へは、すぐ横のR3号線の山鹿大橋を渡ります。橋のたもとには、山鹿灯籠を踊る女性の彫刻が訪れる人を迎えてくれます。この彫刻も、雨にしっとりと濡れて佇んでいて、今から思うとその晩の象徴的な一枚となってしまいました(>_<。)。

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【data】
大宮神社
http://www.geocities.jp/oomiya_j/index.html
おまつりの主な行事
http://www.city.yamaga.kumamoto.jp/kankoh/08-tourou/08-02gyouzi.html
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